会長挨拶

大会長 沖 隆

第28回日本間脳下垂体腫瘍学会

大会長 沖 隆

(浜松医科大学 地域家庭医療学)

この度は、第28回日本間脳下垂体腫瘍学会学術集会を2018年2月9日(金)、10日(土)の両日にアクトシティ浜松コングレスセンターで開催させていただくこととなりました。私自身は、1993年に清水直容先生が会長をされた第3回から本学術集会に参加させていただくようになりました。そして、産業医科大学脳神経外科の西澤茂先生が第24回の本学術集会会長をされた際に、副会長として貴重な経験をさせていただきました。本学会は、元来脳神経外科医の方々が中心でしたが、内分泌内科医、病理診断医、放射線科医、小児科医、産婦人科医など間脳下垂体疾患に関わる方々も集うようになり、研鑽を積む極めて学際性の高いものとなっています。私も本学会に参加するようになり、その素晴らしい基礎および臨床の研究成果を学習させていただき、自らの診療に活かしてまいりました。この貴重な経験を次世代の若き医師にも経験していただきたく思っております。そこで、私の偏った考えとならぬよう、副会長として虎の門病院間脳下垂体外科 西岡宏先生と名古屋大学大学院医学系研究科 糖尿病・内分泌内科学 有馬寛先生をお迎えし、企画運営に御協力いただくこととなりました。これによって、有意義なプログラムが企画できるようになり、皆様に楽しんでいただけるのではないかと期待しております。ハンズオンセミナーは前回と同様の企画で、東京で平成30年1月6日土曜日に開催いたします。詳細につきましては、HPをご覧下さい。また、新しい試みとして市民公開講座を検討中です。今回は、「興味津々 間脳下垂体:形態と機能のアート」をテーマとさせていただきました。先輩諸氏がアートまで昇華させたこの分野の診療が、多くの患者様に届くことを願っております。浜松市の2月は、遠州の空っ風が吹くものの、降雪になることはございません。会場も東海道新幹線浜松駅に直結しており、とても利便性の良い場所にございます。何卒、多くの方々がご参加くださいますようお願い申し上げます。

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